4階以上「木造収益物件」のメリット - 中田好彦 建築設計事務所 / 逗子市

賃貸マンション事業で重要な要素に建設費があります。
木造を覆うボードの性能向上と木造の特製たる軽量のため基礎の低コストにより、コンクリート造と同じレベルの耐火性能をもつ木造建物が3割も安く建設することが可能です。

一般的な木造の融資期間は20年であるためです。
ただし、現在では融資期間30年を扱っている金融機関もあります。

他工法より返済期間が短い分、減価償却が多くなり、節税に繋がります。
また、木造は固定資産税評価額が他の工法より低く、節税に寄与します。

鉄筋コンクリートが「マンション」、木造が「アパート」が常識です。広告（マイソク等）でも木造を「マンション」表現することは禁止されています。
しかし、木造でも建設時（建設時限定される）に、ある一定の基準をクリアすれば木造でも「マンション」表現が可能となります。
また、これは建物の寿命が公に木造耐火建築物が鉄筋コンクリートと同等と認められているということです。

損害保険料は、鉄筋コンクリート造と同じで「Mグレード」です。

建設敷地が借地の場合、建設に伴う更新料や条件変更料がかかります。
その際の費用は、木造が他工法と比較して経済的といえます。

建設地が細い道路のみの場合、クレーン車など建設重機などの搬入が木造以外の工法では安全性や周囲に与える影響等多くの問題があるが、木造耐火建築物は「防火地域で狭あい道路」など建設条件が厳しい場合でも問題なく建設可能です。

収益体制に早期に入り、回収期間を早まる事が可能です。

昨今の環境意識向上は人々の様々な意識、行動に変革を及ぼしています。
例えば、ものを購入する際の基準であったり、サービスを選択する際の基準になったりしてます。
住居に対してもしかりです。木造耐火建築物は建設時の二酸化炭素の排出量が他工法に比べ、約1/2と言われています。
また、木材そのものは、二酸化炭素を閉じ込める建築材料になっているので、これから賃貸住宅を選ぶ際の１つの基準になると考えます。

木造の構造材である木材は、室内の湿度を調節しています。それによる効果として、インフルエンザなどの発症が抑えられていると考えられます。

建物は75~90年の寿命が公に証明されているにもかかわらず、役目を終え解体となったら、容易に解体できるメリットがあります。
建物重量が鉄筋コンクリート造の約1/3〜1/4のため、基礎や杭など、地中の構造部分が小さいことが一因です。解体の際の音など、近隣に与える影響も小さく、環境に優しいメリットがあります。